当社分析通りロイターよりオリンパスのウッドフォード元社長、委任状争奪戦を断念

不正会計問題に揺れるオリンパス<7733.T>のマイケル・ウッドフォード元社長は6日、社長復帰と臨時株主総会での委任状争奪戦(プロキシファイト)を断念することを明らかにした。

【ロイター・オリンパス特集】

日本の主要機関投資家から支持を得られなかったため。3カ月に及ぶ現経営陣との戦いに終止符を打つ。これにより、高山修一社長を中心に策定中の経営刷新案と事業再建計画案をもとにオリンパスは再建を目指すことになる。

ウッドフォード氏は「新たな役員候補を提案するための活動をきょうで打ち切る」との電子メールをメディア各社に送付した。「不正を正そうとする私の取り組みに対し、オリンパスの主要株主である日本の機関投資家からはどこからも支援の言葉を得られなかった」とした。さらにこれらの機関投資家は「汚染された現経営陣の続投を事実上黙認し続けている」と批判した。

同氏は「委任状争奪戦で勝利を収めることができたとしても、国内と国外の大株主の間に決定的な対立を招くことにもなりかねない状況で、オリンパスの将来を考えると、このような間違った対立は私が本来望む結果ではない」と指摘した。

オリンパスの主要株主である日本生命保険はウッドフォード氏の決断について「コメントはない」としている。

<不当解任でオリンパス提訴へ>

同氏は6日午後3時に都内で会見する。これに先立ち、同日午前に複数のメディアと会い、不当に社長を解任されたことでオリンパスを提訴する考えを示した。まず英国で法的措置を開始するよう弁護士に指示したという。また、来週、英重大不正捜査局(SFO)と面談する予定も明らかにした。

ウッドフォード氏は損失隠し問題で不明朗な資金の流れを指摘し昨年10月に社長を解任された。その後、経営陣の刷新に向け、会社側に臨時株主総会の早期開催を求めるとともに、海外株主などと連携して委任状争奪戦に持ち込む構えを示していた。同氏によると、オリンパスの海外主要株主である米サウスイースタン・アセットマネジメントと米ハリスアソシエイツに対しては委任状争奪戦断念の理由を説明済み。

同氏は所有するオリンパス株は当面持ち続ける考えで「株主総会に出席するかもしれない」と語った。

6日の東京株式市場でオリンパスの株価は前日比1.45%高の1046円で午前の取引を終えた。

(ロイターニュース ティム・ケリー、白木真紀、大林優香;取材協力 程近文;編集 宮崎大)

*ウッドフォード氏のコメントと背景などを追加し、再構成しました。

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